『タナトス~むしけらの拳』という漫画本があります。

元ミドル級チャンピオンの竹原慎二さんが原案で、
落合裕介さん(知らない)が作画を担当している。
全8巻です。物足りない分量でした。

竹原さんは時々テレビにも出ていますね。
イタリアンレストラン「カンピオーネ」の経営や、
元S・フェザー級チャンピオン、畑山隆則さんとの共同経営ボクシングジムや、
サウナスーツ、ダイエットシューズの企画販売で商才もある方です。
ネットでのお悩み相談「竹原慎二のボコボコ相談室」も好評です。
(一度のぞいて読んでみてね)

本になってました。

この漫画の内容なのですが、
家庭内暴力で心に傷を持った一人の孤独な青年“藤原陸”が、
ボクシングに目覚めて成長していく物語です。
それがまた現実離れしていなくて、
ボクシング界のシステムや、ボクシングテクニックの解説が、
素人でも分かりやすく、実際的なものとなっている。
これからボクシングを始める人には【入門書】としても価値がありますよ。
ただ惜しむらくは、主人公のリクが全日本新人王1位になるところで終わってしまうことです。
それからどうなっていくのかは、読者の皆さんの想像に任せるということなのでしょうか?
(『はじめの一歩』【講談社】の長さを見習いましょう)
でももしかすると続編ができるかもしれませんね。
それを期待して待つしかありません。

中ではボクシングの歴史にも触れています。
「リング」の語源は2人の男が腕比べをしようとしたのを、
見物客がロープを持って「輪」になって取り囲んだことが由来しているそう。
ボクシングの“BOX”は握った拳が“箱”に似ていることから来ているらしい。
(「へぇ~」初めて知った)

竹原さんのセリフではないのですけど僕なりに

「暴走族で悪ぶっている奴らよ」
「みんなお前が怖いんじゃないぞ」
「バックがいるから怖がっているのであって、お前1人じゃ何もできんじゃろ!?」
「若いエネルギーをどこにぶつけていいのか分からんようなら、格闘技やれや」
「外野でグタグタ言ってねえで、内に入って勝負してみろや!?」
「ボクシングはいいぞ、それで世界獲ってみろ!!」
「周りの態度も180度変わる」
「まあ、根性なしには何を言ってもアカンじゃろが」
「時間の無駄になるからな、これで終わる」
「じゃあの」

後記:がんから生還して現在も相談をされているようです。

http://www.code-g.jp/bokoboko/

ついでにアメブロも載せます。

http://ameblo.jp/shinji-takehara/