演技は競うものではないって、美内さん。

『ガラスの仮面』は世界でも人気のある少女漫画である。
アニメやドラマにもなって観た人も多いと思う。
僕も読んだことがある。
確かに面白い。
でも違和感は隠せない。

そもそも「演技というものは競争するものではない」

“個性”を競い合ってどうするの!?

マヤ(主人公)、亜弓(そのライバル)どちらが紅天女の役を演じてもいいの。
それぞれがそれぞれの持ち味で役をこなせばいい。

演技に上手い下手はあるよ。

だが『すべての人間がこの世界という舞台のヒーロー・ヒロインなのだ』から
そのままでいいの。

生き方に上手い下手はない。
すべてが大いなる“学び”なのだから、
あなたはあなたという役柄を演じていればいい。
そのまんまでいい。
取り繕って生きていたら肩が凝るよ。
もっとのびのびとね。

追記:どこかのテレビ番組で美内さん本人が言っていました。

「なぜこのマンガは男の子にも人気があるのか?」

「主人公を男性にも置き換えることができるから。感情移入しやすい」と。

確かに。