ドラゴンは牙

付録のDVD(ケース薄)には
高橋先生のマンガを描いている様子が収録されている。
それを観て、どこから描き始めるか気になった。
ペン入れにおいて、海馬の目から描き出した。
まあ感情表現を表すところは目と眉だから
何も驚きはなかったが。
白龍もさぞや目からだろうと思いきや
何と牙から描いていた。

高橋先生の仕事場にはミニシアタールームがあり、
一番のお気に入り映画は『ジョーズ』。
ははぁーんそれでか。

小説でも書き出しが大事だから
絵画でも同じだろうと思っている。

ということは龍が龍たる存在感を表すのは
『牙』なんだということを高橋先生は考えているのだろう。

今後も読者を噛み喰いちぎるようなマンガを切望する。
肉食系で。